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このままじゃヤバイ!日本の音楽産業 ~MIDI音源とは~

打ち込みとは、簡単に言えばコンピュータを使って作曲することを言う。
正確には、シーケンサーを使った”MIDIによる曲作りの仕方”や”その作業自体”のことを指すことが多いが、最近のシーケンサーソフトはとても多機能で、打ち込みの意味合いも広がっている。

釈迦に説法かもしれないが、これを読んでいただいている方々と事前知識の認識あわせをしたいので、少しだけ主要なキーワードについて説明をしたい。
なお、既にご存知の方は、読み飛ばしていただきたい。

~MIDI音源について~

まずMIDIとはmusical instrument digital interface の略で、言葉の通り、電子楽器を電気信号でコントロールするための通信規格のことである。IT用語で言えば通信プロトコル。この通信方式によって音を出す音源のことをMIDI音源という。MIDI音源はサウンドモジュールとも呼ばれ、いわゆる音がたくさん詰まった音色ボックスと思って頂ければ良い。
この音色ボックスの正体は実は以下のようなチップの集合体である。

Midichip

これらはシンセサイザーに搭載されたり、パソコンのサウンドカード、携帯電話、カラオケボックスにあるような機械など、日常目にする様々な機器に搭載されている。

時々、パソコンに搭載されたサウンドカードに対して「この音源はMIDI音源だから音が良い」と言っている人がいるが、この表現は間違っている。

MIDI音源に搭載されたチップは様々なモノがあり、それぞれ様々な電気的な方法で電子音を作り出している。代表的なものにFM音源やPCM音源などがあるが、これら基本の技術を発展させてメーカー独自の方式が多くある。上の写真は2005年に発売された携帯電話に搭載されたPCM音源のチップである。
このチップから音を出させる引き金(トリガー)になる信号がMIDIプロトコルの信号である場合、その機器はMIDI音源を装備しているといえる。
音楽制作者や音楽業界向け、プロのミュージシャン向けに、よりリアルで多くの音を、またクセのある特徴的な音などを再生することに重点を置いた商品がサウンドモジュールである。シンセサイザーにも様々な音色が入っているが、いわゆるサウンドモジュールに鍵盤が付いたものと思えばいい。細かくは、シンセサイザーから鍵盤やシーケンサ機能など、音源以外の余分な機能を取ったものがサウンドモジュールである、と言う方が正しいかもしれない。このシンセサイザーも、MIDI音源を搭載しているものがほとんどである。

参考までに、これがサウンドモジュール。

Jv2080

これがシンセサイザー。
Fantomg8

つづく

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