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このままじゃヤバイ!日本の音楽産業

「最近の音楽って、いいなぁ~って思うものがないんだよねぇ・・・」と思ったことがあるのではないだろうか。

このように思われるのには様々な要因があるように思える。
ここでは、この要因を大きく3つに分けてみた。

まず一つ目。
”音楽に対する感受性の変化や、依存度の変化”

ある程度音楽が好きな人は、音楽を良く聴く時期とそうでない時期を経験していると思う。
青春時代など感受性の高い時期には、ラブソングやメンタルな内容を唄った楽曲への共感度が高く、好きな曲は何度も聴き、反復によって特定の楽曲へ好感度が増幅される。
その楽曲が、その時期に流行ったポピュラーなものであったならば、現在、そのような対象がないことにより、良い音楽に触れることがなくなってしまったと感じてしまうケースである。

二つ目は”音楽業界ビジネスの外部環境の変化”

流行とされる音楽ジャンルの変化や、聴く(聴かせる)音楽から、観る(見せる)音楽への変化がある。
ライブやプロモーションビデオなど、視覚的な効果を狙ったものでは、歌詞よりもアップテンポな楽曲と映像が重視される傾向があり、また、若年アイドルやビジュアル系などの需要に対応するエンターテイメント性が求められる市場背景がある。
また、7,8年くらい前に目立った、インターネットによる音楽の不正ダウンロードや、NapstarやWinMX、Winnyなどによる音楽ファイルの共有による社会現象は、音楽産業に大きなダメージを与え、新しい創作系アーティストが芽を出しにくい土壌になった。

三つ目は、”楽曲創作者側の音楽作成スタイルの変化”

コンピュータを利用した音楽作成方法が主流になり、従来の譜面による音楽作成方法が陳腐化し、理論主義よりもマインド主義を支える基盤が出来、今では譜面が読めなくても楽器が弾けなくてもアタマに浮かんだ音楽を創作できる環境がある。
そもそもコンピュータを使用した音楽作成はデジタルシンセサイザーの登場する1980年くらいまでさかのぼれるが、90年代くらいから出始めてきたサンプリングやHDRによる音楽制作方法の浸透が、昨今の音楽創作活動に大きな変化をもたらしていると思われる。

最近、良い音楽にめぐり合えない原因を、この三つ目にあげた、”楽曲創作者側の音楽スタイルの変化”、いわゆる打ち込みとサンプリングにフォーカスして書きたい。

つづく

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